ニュル最速を目指す、テスラ・モデルSの実力…筑波タイムはスイフト以下!?

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先日、こんなニュースが出ておりました。

3モーター搭載でEV最速なるか…テスラの新パワートレイン試作車をニュルで目撃

3モーター搭載でEV最速なるか…テスラの新パワートレイン試作車をニュルで目撃(レスポンス) - Yahoo!ニュース
テスラは、ニュルブルクリンクにおいて「4ドアEVセダン最速を狙う」と宣言。タイムア - Yahoo!ニュース(レスポンス)

0-100km加速が3秒以下でスーパーカー並み!

馬力は500馬力を超える!

また、記事中には「ニュル最速」を目指すとともに、

ラグナ・セカではニュル最速の4ドアセダン、

ジャガーXE SVプロジェクト8よりも

1秒近くタイムを縮めたと記されています。

ニュルはわかりますが、ラグナセカはピンとこないのが日本人。

そこで、日本人がよく使う「筑波サーキット」を調べました。

EVレース用テスラ・モデルSでも1分切らない

タイムを調べていたらちょうど良いのがありました。

「全日本 EVレース」というのが行われており、

テスラ モデルS P85Dはもちろん、

スポーツカーであるロードスターまで登場しております。

また、どちらもチームタイサンですから、

プライベーターというよりレース屋です。

こんなプロたちが作ったテスラのつくばタイムは!?

ベストは 1’13.860

モデルS(P85D)のベストタイムが

1’13.860 です。平均速度が 99.675km/h です。

これがテスラ・モデルSの筑波サーキットベストのようです。

いや、この日が偶然かもしれませんね。

別の日程も見てみましょう。先ほどが4月、今度は6月。

テスラ・モデルSてチームタイサン。さっきと同じです。

筑波サーキットベストタイムは 1’18.475 で、

平均速度は 93.813km/h で4月より遅いです。

ちなみに、テスラ・ロードスターのタイムがこちら。

テスラ・ロードスターの筑波サーキットタイムが

1’19.340 で、平均速度は 92.791km/h でした。

ちなみに、上記は4月で6月は

タイム 1’16.895 の平均速度 95.741km/h でした。

はい、普通に遅いんじゃないか疑惑です。

全日本EVの中では「速い」けど…ライバル不在!?

https://jevra.jp/

上記は、日本電気自動車レース協会のHPです。

86かBRZはEVコンバートモデルですから、

そう考えると他は「ハッチバック」か「コンパクト」

正直「燃費が命!」な車ばっかりなわけです。

また、チューニングカー程の改造パーツや技術もなく、

足回りやブレーキこそ代えられても、パワーアップは望めません。

結果、強力なモーターと大きなバッテリーを搭載した、

テスラは「速いマシン」にはなっているようで、

タイムを見ても比較的上位にはいるのですが、

それはあくまで「航続距離重視のEV相手」です。

一般の車で言うなら、アクアやフィットがいる中に、

クラウンHVやNSXでも入れて「速いぜ、俺!」な状態。

スズキ・スイフトスポーツで1分9秒

もともとJWRC用に作られ「黄色い弾丸」と言われた

スズキ・スイフトスポーツの現行型は、

1.4Lの直噴ターボエンジンで140馬力を発揮します。

また、原点回帰ということで徹底した軽量化により、

車重はわずか970kgと1トンを超える軽さを実現。

上記はライトチューンのスイフトスポーツのタイムです。

筑波サーキット2000で 1’9.118 です。

もちろんノーマルではありませんが、テスラに関しても

「レース用」に手が入っているのを考えると、

ちょうどよい比較相手ではないでしょうか。

4月で4秒、6月だと10秒近い差があります。

遅さの原因はEV特融の2つとテスラだからか

0-100km加速や馬力だけを見ると、

なんともあり得ないデータになっていますが、

遅さの原因はEV特融の2つの問題と、

「テスラだから」ってのがあるような気がします。

問題1:バッテリーが重い、テスラは2.3トン

問題の1つ目は、皆さんもお気づきでしょう。

前後のモーターやバッテリーは非常に重いし、

テスラはもともと「4ドアセダン」ですからね。

ましてや、サイズがSクラスや7シリーズに近いです。

ロングホイールベースも筑波ではマイナスでしょうね。

問題2:チューニングノウハウがない

問題の2つ目、意外と重要な話だと思います。

例えばですがガソリン車であれば

何をしたら馬力が出るかわかっておりますし、

足回りやブレーキに関してもパーツが多数あります。

テスラの場合、回生ブレーキも重要であると考えれば、

気軽にブレーキ交換はできませんし、一般的な

スポーツモデルよりも各種パーツが少ないでしょう。

重量のマイナスを補うほどのパワーを出そうにも、

エンジンのようなノウハウがないので気軽にできません。

この辺りは大きなマイナスだと思います。

問題3:シャーシや足回り、ブレーキの性能

問題3つ目、実はこれが一番大きいかも!?

個人的には500kmほどテスラを乗ったことがあります。

一般道から高速、ワインディングまで。

加速性能は「ワープするかも!!」って程素晴らしいですし、

エンジンの音がないので快適ではありますが、

では「走りがいいか!?」と言われると「普通」でした。

この辺り、自動車メーカーではないということや、

今までの技術の積み重ねがなから仕方ないかもしれませんが、

その状況で「ニュル最速」は厳しい気もします。

ボディ剛性やコントロール性、トラクションのかかり方が

筑波サーキットのタイムに出たのではとも思います。

インプレッサSTIやランエボを抜くのはいつ!?

ニュース記事では「最速の4ドアセダン」を目標としますが、

現在の筑波サーキットタイムではスイフトにも勝てません。

スイフトがそれだけよく出来ているからでもありますが、

500馬力が有効活用できていない証拠でもあります。

なお、筑波の市販車タイムで見ると、

1分4秒台にインプレッサのWRX・STIや

ランサーエボリューション7などがおります。

Car トップ誌 筑波サーキットタイムアタック歴代記録

Car トップ誌 筑波サーキットタイムアタック歴代記録
Car トップ誌で行っている、筑波サーキットタイムアタックの歴代記録をアップします。ご参考下さい。

そう考えると、日本の4ドアセダンはすごかったんですね。

テスラ・モデルSが現状レースでのタイムなので、

是非、最上位のP100Dにて

タイムアタックをしていただきたいものです。

中古車も300万円台から出てきていますので、

今後、チューニングが盛んになるかもしれませんね。

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